稽古場日誌9日目
おはよございます。
熊谷です(*^^*)
さてさて稽古が始まってもうすぐ一ヶ月が経とうとしています。
ですがまだまだ読み合わせの稽古を……
「今日は立ち稽古しよっか。」
あれあれあれ???!!
ちょっとびっくり!
もう立ち稽古に入ることになっちゃいました!
普段の第一主義ならもう半月ほどはがっつりと読み合わせの稽古をするからです!
それもそのはず。
本日、何人かはお休みといえどもそれでもシーンが固まっていて、
かつ少人数のシーンがほとんどの役者さんがお休みなので、
読み合わせなら大人数のシーンをやることになる。
でも正直、その大人数のシーンはけっこーがっつり読み合わせをした…。
というわけで、
先日説明された今回の舞台セットを実際に稽古場に場ミリをまずしちゃいましょー!!(*≧∀≦*)
あ、場ミリとは、ステージなどでの立ち位置や、
ここにはこんなパネル(簡易の壁や仕切りのようなもの)があるよー。というのを、
わかりやすくビニールテープなどで目印をつけることです(*^^*)
というわけでこんなことになっちゃいました!
手前にある緑の線が、舞台の前側。
そして奥にあるテーブルが、舞台の後ろ側の線でございます。
今回はこんな舞台セットだよ!
といっても写真ではわかりづらいですね(笑)
演出的に今回はけっこー舞台美術飾るつもりでいるようですので、
どんなものが見られるのかは劇場に来てからのお楽しみ(*^^*)
さて!
では初めての立ち稽古開始!!
今回は一番最初の大人数シーンを立ち稽古しちゃいます✨
あ、熊谷大股で座っておりますがこれ代役ですので!
男性の代役で座っているだけですので、
「なんちゅー座り方やねん!」とか突っ込まないでください!(笑)
はてさてそんな話はさておき…(笑)
手前の線も斜め、後ろのテーブルも斜め、
そんでもって役者陣が座っている椅子も斜め。
ちょっと前の稽古場日誌を読んでくださっている方は、
「あ…!」と思われましたでしょうか??
そうなんです!
舞台のメインの線が基本的に斜め。
それによって“歪み”や“違和感”を出す。
そしてなおかつ…
役者の体の向きによってもその“違和感”というものを表現しようとしているのです!
これが今回の演出方針とのこと!
しかも終いには、
「こっちのグループの人たちは基本的に相手見てセリフ言わないで。」
ほ…ほう…!
なんということでしょう!
会話している相手を見ずに会話をしろと!
なおかつそれは、今回のお芝居上、
それをするべき人と、そうじゃなくってそういった人たちと差をつける人とがっつり分かれます。
ですので、代役といえどそれをやらなければなりません。
だがなかなかできない…!
けっこーこのシーン、
熊谷が代役をしている役は喧嘩腰につっかかるシーンが多いのですが、
まぁ反射的に相手のほうを見てしまう!
あかんねんて。
だからあかんねんて…!(笑)
目線もあまり相手に向けたくないという話も演出から出ていますので、
それで方向性を出すのも難しい。
かつ、
熊谷の代役は見てはいけない側ですが、
相手側は逆に相手を見て、そのグループとの差をつける役!
相手ががっつりこちらを向いているのにこちらは向いてはいけない!
おぅ…
熊谷できませんでしたorz
熊谷の今回の役は、
その「相手を見てはいけない組」ではないのですが、
これは自分が出ていないところの見とり稽古のときにそのやり方を勉強しておかねば…!
舞台美術だけでなく、役者の体の向きなどでも、
今回の台本の「違和感」を表現いたしますよ!
この大人数のシーンを通して今回の演出方針を伝え、
また、
このシーンに続く、もっとがっちがっちに体の方向を制限した次のシーンを軽くやって、
本日の稽古は終了!
今回のテーマ「歪み」「違和感」。
視覚的にも具体的に演出がつきはじめた今回の稽古。
今後どのような作品になっていくのか、
舞台に立っている側も楽しみです!
あ、だからといって、
ただのどろどろした人間関係のお話とかではないのでご安心を。
相も変わらず岩橋さんの本をお借りしていますので、
最後の最後には皆様のお心に素敵なものをお届けいたしますよ(*^^*)
ではまた次回✨