稽古場日誌12日目
おはようございます!
熊谷です(*^^*)
さて!
前回の稽古ではようやっと全員が揃いました!
そんでもって…!
本日も!
全員揃っているのですー!!
売れっ子座組珍しく揃っています!(笑)
というわけで、稽古開始ー✨
お、こちらはお芝居の頭から初めて、
一番最初の大人数のシーンですね。
本日は前回とは全く変わって、
立ち稽古の準備段階、出入りの確認、
通称、交通整理の稽古でございます✨
ここはここから出て、このシーンはこっちにはけて、
などなど、頭から順に出入りの固定、確認を行うのです。
ちなみになのですが、
この交通整理、けっこう大事!
今回の舞台セットでは、
出はけ口が全部で四つあるのですが、
「ここは基本的にこういう人たちが出てくるときだけ。」
「こっちが建物の外。」「こっちはトイレ。」
などなど、
ちょっとだけ今回のお芝居に対するルールを決めるのです。
じゃないと、本格的に立ち稽古に入った際、
いちいち「こっち?」って確認しなきゃいけないことになるのです(^^;
以外とこれが、稽古をスムーズに進めていく上でちょっとした曲者。
ですのでそちらは今回の稽古でまずやっておいちゃうのです!
というわけで、
もちのろんで頭から!
前回つけた、一番冒頭のアンサンブルの動きの確認も兼ねていきますよ(*^^*)
そこから順にいって、
写真の一番最初の大人数シーンへ。
こちらは一番最初に立ち稽古をしたときにやっているシーンですので、
こちらもわりかしスムーズに稽古が進んでいます。
そしてずんずんと稽古が進んでいくのですが、
出はけがけっこーわちゃわちゃしてる!
メモを取るべき立場の熊谷、
メモを取るのに必死です苦笑
出はけ口が四つありますので、
番号をつけはしたのですが、それでも頭のなか整理しつつメモ取りつつ必死!
けっこーごちゃごちゃしております苦笑
よし、頑張る(笑)
と、ここでもうひとつ別のオーダーが。
「このペアのシーンは、椅子を二つ出したい。」
おお!
なるほど!
前々から言っています通り、
今回のお芝居、
大人数のシーンと、それとは別のペアのシーンがございます。
そのペアのシーンは、
台本上でも、基本的には事務所という設定なのですが、
何気にこのペアのシーン。
今回の演出では以外と大事だったりするポジションなのでございます。
最初に立ち稽古をした際にも、
「ここはそんなに制限ないから。」と演出より言われております。
そうなんです。
このペアのシーン、
今回の演出のテーマである「歪み」「違和感」の表現をするシーンではないのです!
相手を見てもまぁ特に何もないし、
体の向きにも制限はございません。
しかし!
しかしこちらも演出的には重要な部分!
これまででお分かりいただけましたでしょうか??
大人数のシーン=違和感、歪み担当
このペアのシーン=普通にすることでその歪みや違和感に差をつける担当
なのです!
けっこー前にさかのぼってくださいませ。
今回のお芝居、
とある新興宗教のお話だと申しました。
宗教ということは…?
そうです。
いわゆる「信者」と呼ばれている役の人たちが出てくるのです。
それが大人数のシーン。
そして、その宗教団体とは別の、
この違和感をより違和感があるとお客さんに思わせる、ペアのシーン。
これこそ今回の演出プランの一つなのです!
さてさて、
これがここから先どのようにお芝居に組み込まれて、
仕上がっていくのか乞うご期待!
と、ここで「事務所では椅子二つ使う。」というオーダーも組み込まれた上で、
どんどん次のシーン次のシーンと進んでいくのですが…
あれあれ!?
いつのまにやらもうこんな時間!
全17場あるうちの11場までしか稽古できませんでした!
しかも最後にやっていた11場。
こちらも前々回の稽古につけていた、
冒頭のアンサンブルのように、丁寧に試行錯誤しながらつけていたため、
ちょっとだけこちらに時間がかかってしまいました。
いやー。
それだけかなりの強敵だというわけですね、
「カーゴ・カルト」!
劇団第一主義主宰の、演出沢渡さんが「これを演出したい!」と目指して第一主義を新生で立ち上げ直しただけある台本でございます!
しかもやっぱり、いつも以上に何回読んでも面白いです!
今回の岩橋さんの本!
第一主義の稽古場は毎回戦いですよ!(笑)
というわけで本日の稽古はこれにて終了!
途中までではありますが、
それでも、物語上キリのいいところまでいけましたので良い感じ(*^^*)
次の稽古はこれの続きかな?
ではまた✨