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死なない薬 5日目

稽古場日誌5日目


おはようございます!
熊谷です✨


なんか雨降っている日しか稽古していない気がする…!
それぐらい雨が毎日降ってますが、
熊谷、この間、虹!見ました!✨


かなり久々だったのですが、
けっこーはっきりとキレイな七色で大きかったんです(*^^*)

雨ばかりで滅入りますが、悪いことばかりではないですね✨

第一主義にレギュラー出演してくださっている、ことぶきつかささんが提案してくださって、
ここ最近は稽古の前にちょっとした小ネタ動画を撮っています。


今回は、
いつもはカメラマン(カメラのボタンを押す係)の、
ストロベリーソングオーケストラの寿葬屋さん(通称ぶっきーさん)が、
衣装を持参して出演!

↓今回の小ネタ動画✨

熊谷がびみょーに噛んでいるのは生温かい目で見てください(;・∀・)

声だけ出演に、
第一主義に今回初参戦のあのお二人も!



こちらの稽古場日誌ではその都度お知らせしていませんでしたが、
この小ネタ動画は三回目!

よかったら、過去二回分もご覧くださいね(*^^*)

前回は、演劇集団あしたかぜさんの、つぼさかまりこさんが出演されています。



ことぶきつかささんのYou Tubeページ

ことぶきつかささんの名曲カバー動画も随時UP中!
こちらもぜひ見てくださいね(*^^*)



さて!
稽古前に一汗かいたところで(?)
本日も読み合わせの稽古、いきますよー✨



……むむっ…


前回以上に本役で読み合わせできるところが限られている(´;ω;`)

今回の稽古もちょっとだけ参加人数少なめ。

しかも今回は、前回よりも、
代役を立てて読み合わせできるシーンが少ない…。

びみょーに出番が固まっていたり、
かつ、それぞれ分散されてしまっていたり……。


前回の稽古場日誌でもお話ししたとおり、
この読み合わせの稽古、
代役ばかりで読んでも、稽古の本来の目的は果たせません。

その場面毎での状況やお芝居を、役者個々に確認していき理解を深めていく作業なうえ、
本役同士での会話などの「呼吸を合わせる」という作業ができなくなってしまうんです。


そのため、
代役での読み合わせは、できる限り避けたい。。。


だがしかし!
かと言って稽古しないわけにはいきません!

少しでも有意義な稽古にするために、
本役同士でしっかり絡んでいるシーン、
演出の方向性を整えておきたい、というシーンは代役を立ててでも稽古いたしますね✨



さて、本日の稽古は、
前回の稽古で、ちょうど台本上で2パートあるうちの1パート目の終わりまで読み合わせしておりましたので、
今回は2パート目、後半部分から読み合わせを。


ちなみにですがこの2パート目、
熊谷の長ゼリフからのスタート。

決められたセリフを言いつつの会話も難しいのに、
全部自分でリズムやパート分けやらをコントロールしなければいけない長ゼリフ、
のっけから悪戦苦闘です(^_^;)


さて、ここで演出、沢渡さんより、熊谷はとある注意をされました。


「台本に書かれてあるセリフに対して、意味深なニュアンスを込めても、
 セリフ上でその答え合わせが提示されていなければ、お客さんには伝わらないよ。」
と。



ほほぅ?
なんのこっちゃ??

と思いますよね(笑)


「お客さんに対して説明されていないお芝居は、お客さんを混乱させるだけだよ。」
というふうにも言われていました。


「お客さんに説明できないお芝居をやりすぎると、本来伝えたいことが伝えられないよ。」
ということでもあるのですが、、、


おわかりになりますでしょうか?(^_^;)


なんだか良い言葉が思いつかなくてごめんなさい(T_T)


良くも悪くも、
熊谷が作ってきたお芝居が、
少し情報過多になってしまっていて、ちょっとだけ不要なものになってしまっていた、
とお話でした。



これ以上お話するとかなりのネタバレになってしまうのですが、
お芝居、ましてや、第一主義がメインで上演している「会話劇」というものは、
お客さんに説明できるメインの情報媒体は「セリフ」です。


台本上ではイライラしていないが、
役者側がいつもイライラしているキャラクターを作ってきたとします。

ですが、そのイライラの原因を、
台本上でのセリフ、もしくはその原因となるシーンがなければ、
「”なぜ”、このキャラクターはずっとイライラしていたのか?」はお客さんには伝えられません。

「お客さんに伝える」ということができていなければ、
お芝居プランとしては破綻してしまっているのです。



熊谷の「こうしたいと思っているお芝居プラン」は、
少し台本上から外れてしまっていて、破綻してしまっていたわけですね。



かといって、これが決して悪いわけではないのです!

いろんなお芝居を出し合って、
いざ「立ち稽古」に臨んだときの指標にするための稽古が、
この「読み合わせ」だから!


お芝居の全体の方向性の最終決定をするのが演出家の役目ではありますが、
「こんなお芝居はどう?」と提案するのは、役者の役目です。

しかしながら、熊谷はその方向性をちょっと逸脱していた模様。


まだ読み合わせの段階で修正できて良かったです(^_^;)



とある役者さんによりますと、
「役者の仕事は全部台本に書いてある。」と言われていましたが、
ある方は、
「台本に全部答えは書いてないぞ。」とも言います。


相反する、矛盾しているこの2つの意見ですが、
おそらくどちらも大切なこと。

「台本にも書いてあるし、かと言って、台本だけに頼ってはいけない。」と。



うーーーーーん。
自分で書いててわけわかんなくなってきました(笑)


おそらく、
台本を読むことによって、
「何をしなければいけないのか」、また、「どんな役割を持った役なのか」ということを読み取れる「読解力」と、
「このパターンならこういうキャラクターはどう?」などの提案ができる「お芝居の引き出しの開け方」、
かつそれを表現できる「技術力」。

このことを指すのかなあ、と、今のところはわかったフリをしております(笑)



説明って難しいですね(笑)


今回の稽古は、まだまだぺいぺいの熊谷が、
「お芝居の作り方」を再確認できた稽古でございました。

熊谷の話ばかりすみません(^_^;)



さて!
本日の稽古は、この2パート目をメインに読み合わせしてから、
本日のメンバーの加減で、本役そのままでできそうなシーンを読み合わせして終了!



いやぁ、なんでしょう。
こんだけえらそうに稽古場日誌を書いていますが、
お恥ずかしながら、
ようやっと、この読み合わせの大事さと目的をちゃんと理解してきているような熊谷です(笑)



お芝居難しいぜ!(笑)
けど、お芝居づくりは楽しいぜ!✨



ではまた(*^^*)



熊谷