死なない薬 29日目

稽古場日誌29日目


おはようございます!

熊谷です(*^^*)



いやー、何でしょう。。。


今回の稽古場、

一番近くて、駅から約5分ほどなのですが、

たったそんだけでも汗びっしょりになっちゃいますね(^_^;)


今年の夏は湿度がいつもより高い気がします(;・∀・)

さ!

本日急遽来られたゲスト!


今回の台本の作者、

オリゴ党さんの岩橋貞典さんをご紹介いたします〜



「お、悪そうな顔してるねー()


マスクをしているというのもあるのですが、

わざとに細めた目が、面積比でより細く見え、

ご本人希望の()悪そうな顔でお写真撮らせてくださいました()



オリゴ党さんという、

ご自身が代表を務める劇団で上演された、今回の台本。


今回、というより、

第一主義、新生で立ち上げ直してから今回で六回目の公演。


新生第一回の公演からこれまで、

ずっと岩橋さんの台本をお借りしています(*^^*)



岩橋さん、いつもありがとうございますm(_ _)m



さ!

稽古もあと数回、というタイミングで来られた岩橋さんに、

本日はどのシーンを見ていただきましょうか?()

前回の稽古の続きからとりあえずいきましょう


お芝居の後半戦につながり、

物語上で一番変化が起こるシーン。


大人数シーンで、わちゃわちゃしてて楽しいシーンでもあります()



今回お借りしている「死なない薬」、

はっきりとした年数は熊谷は知らないのですが、

なんだかんだで10年以上前の作品なのだとか。


第一主義が岩橋さんの作品をお借りするそのたびに、

ご自身の台本を改めて読み返したうえでいつも稽古場に遊びに来てくださる岩橋さん。



読み返したときには、

やはり当時がどのように上演されたのかを思い出すとのことで。


そのうえで第一主義の稽古場に来ると、

同じ台本でもこんなにも違うのかと、驚かれるのだとか。



オリゴ党さんの公演で、新作を上演されるときは、

台本を書きながら、稽古を進めていらっしゃることが多いらしく。


そのため、そのときに出ていらっしゃる役者さん個々の色合いや方向性、

それに沿った、もしくは近い役を書く、

「当て書き」というものが岩橋さんの台本にはよく表れています。


この当て書きされた役が多く出ている台本ということもあって、

当時のオリゴ党さんのお芝居と、

今回の第一主義のキャステイングによるお芝居では、

「会話のテンポ感が全然違う。」との感想が。



このテンポ感が違うというもの、

第一主義、もとい、演出の沢渡さんの演出の方向性により、

「テンポの良い会話」を求めているのもありますが、

ここで言うテンポの違いは、

「会話そのもののテンポが違う」ということ。


どこのあたりで早めのテンポにするのか、

どこのセリフで間を少し取ったりするのか、

という違いですね。



キャステイングによる違いや、この会話のテンポ感の違いは、

基本的に演出の方向性の違いによって出てくるもの。


ご自身が書かれた台本で、

当時と、第一主義での違いをいつも楽しみにしてくださっている岩橋さん。



ですが、

いくら原作者だからと言って、

稽古で全てお見せするわけにはいきません!()


この後半戦につながる大人数シーン、

「笑いの変態」ことぶきつかささんが登場したところでいったん止めます!



それはなぜなのか?


だってことぶきさんの役のこのシーン、

このシーンを書きたくって「死なない薬」を書かれたと言っても過言ではないから!()



ちなみにここのシーンも当て書きされた箇所。


これは当時オリゴ党さんに出られていた役者さんと、

近い方向性を出せる方、

それが今回はことぶきさんだったのですが、

このことぶきさんのキャスティングも、比較的に早めに決めた配役なのだとか()



少し前に別のところでお会いしたときに、

「あの役はことぶきさんに」と話していたとき、

岩橋さんもとても楽しそうに想像されているほど、

納得のキャスティングらしく()



ちなみにですが、

ことぶきさんも、ここのシーンに関しては良い感じに力が入っているように見えます()




ま、これだけいろいろ書きましたが、

ただ単に、「面白いところは本番でのお楽しみに!」というだけでした()



岩橋さん、本番をお楽しみに()




そんな面白のシーンを飛ばしまして、

そのまま後半戦、そして最後まで行って、

今度はお芝居の最初から。



今回の稽古は、前々回の稽古で行った通し稽古を踏まえたうえでの、ブラッシュアップも兼ねております。


こないだの通し稽古のランタイムから、

今回のお芝居の目標の上演時間までは、あと7分と、もう少し縮めたいところ。



お芝居ののっけから始まる、

5拍子ステップのダンスシーンなどは、

曲の長さが決まっているので、

ランタイムを縮めるなら、曲の長さ自体を縮めなければいけません。


しかし、

このダンスシーンなどは、もうすでに丁度良いぐらいの長さに仕上がっていて、

ここを縮めるなら、曲自体のテンポを上げるしかなく…()



「今回のかなり難関ポイントのダンスシーンですよー()」と、

岩橋さんにお見せしつつ、

お芝居の三分の一ぐらいまで稽古していきます。



目標のランタイムに近づくために、

こころなしか、

おもしろ大好きベテラン勢たちが、

今まで通り小ネタを入れてきていても、

時間的には少しばかり、きゅっ、としているように見えました()



おもしろい小ネタとベストな上演時間、どっちを取るか?


もちろん、どっちも取ります!()



次の通し稽古ではどれだけ縮まっているのか!?


おもしろもベストな上演時間も両方とも取る。

そういう意味では、いつも貪欲な第一主義の座組()


この7分の壁は越えられるのか?


次回の通し稽古を乞うご期待!()



ではでは〜




熊谷