死なない薬 30日目

稽古場日誌30日目


おはようございます!

熊谷です(*^^*)


めちゃ急ピッチで頑張って日誌書いていってる()


最初っからそうしとけやーい!


……というアドバイスはしないでください(^_^;)



自覚はあります苦笑


そのために時間も空けていたのですが、

衣装探しとか衣装探しとか暑さに負けて寝ちゃうとか

いろいろしてた結果です()


まさかの寝落ちしてしまっていたときは、

普段よりものすごく早い時間に目がぱっちり覚めて、

二度寝防止のために、朝早くから喫茶店で日誌書いてました()



でも本当、暑すぎて頭ぼーっとしちゃいますよね!

朝一、目は覚めてても頭はちゃんと働いてないからなかなか進まず…(T_T)


体力削られる暑さですが、

稽古場日誌も頑張って書き上げますよー!()


……稽古写真??


いいえ!

こちらは、舞台上から撮った、

演出席側の光景!



え?

一体今回はどういう趣向なんだい??



ご説明いたしましょう!


今回お借りする劇場は、

劇団未来さんのスタジオ、「劇団未来ワークスタジオ」さん。

そこを劇場として使わせていただきます。


そして、今月から、

その劇場を稽古場としても使わせていただいております。



そして、この稽古場日誌を書いている約一週間前でしょうか?


まさかの基礎舞台を組みまして、足元は平台のままだとは言えど、

高さや目線などは本番仕様となっておりました。




実際の距離感での稽古、

実際にお芝居を見てもらう、見られる高さが組まれ、

また、実際に使う劇場での音の響き方など、

すでに、「劇場を稽古場として使わせていただいているメリット」というものを、

これでもか!

というぐらい使わせていただいている、

今回の公演の稽古。



そしてついに本日!

そのメリットが最大限に使われることになっていたのです……



……舞台、完成しているんです……



うおおっと!!?


本来なら、劇場に初めて入る「小屋入り」という日から、

舞台や、音響、照明の仕込みを行っていき、

それが完成し次第、

役者側の、実際に立つ舞台の細かい確認などを行う「場当たり」をする、

というのが、公演初日を迎えるまでの一般的な流れです。



しかし!

稽古場は、実際に使わせていただく劇場!


手運びするには厳しい小道具のイスや机もすでに持ち込んでいて、

基礎舞台まで組ませていただきまして、

そして本日、実際にお客さんに見ていただく舞台美術が完成してしまったのです!!



とゆーわけで!

本日の稽古からは、稽古写真はなし!


だって、この舞台美術だって、

会場に来ていただいたお客さんだけが見ることができるという特権ですからね!


劇場のマナーとして、会場内での写真撮影がNGなのと同じ理由ですm(_ _)m



ですので、本日は、

普段、公の場に上がることはない、

演出席側の写真を上げておきましょう〜



やはり、上演中にお客さんに直接触れていただく機会がはっきりとあるのは、

役者、音響、照明、舞台美術、そして台本。



ですが!

稽古場ではこれだけの役職の方たちがまだまだいらっしゃるのです



音楽家のマツキさん、受付周りなどの金銭関係の管理を行う制作の村瀬さん、

第一主義主宰、兼演出の沢渡さん、演出補の牛丸さん、

そして、本日舞台を仕上げてくださった、

株式会社しの家の、大道具の篠原さん!


この写真では役者もちらほら映っていて、

かつ、この写真では映っていらっしゃらないスタッフがまだ何人もいらっしゃいます!


例え一人芝居であっても、

これだけたくさんの役職がいる、娯楽作品、かつ、芸術作品。


舞台は、一人では成し得ない生の作品なのですね




さて、

舞台が完成してしまったがために、

熊谷はこの稽古場日誌のレイアウトをどのようにしようかと悩んでいるわけなのですが()

本日はしの家さんのそのとっても丁寧なお仕事を一部ご紹介いたしますね



あれ?

稽古場日誌??


そこ!

そんなツッコミはノーセンキューですよ!()


つい先日、熊谷までの役者紹介を終えまして、

また、今回の公演は感染症対策もしなければなりませんので、

そもそも飲み会も行えません()


そのため、ちょっとした切り替え、区切りの役割を担い、

華やかさを加えてくれる「写真」という存在が少ない……!!



おかげで今回の稽古場、

熊谷はどれだけおもしろ写真を撮っているか()


あとで見返すとめっちゃ楽しいんですけど、

稽古に集中し始めるとスマホと仲良くしてられないからそれはそれで大変()



ま、ま、そんな熊谷の作業は置いといて()




この小道具の机、

前回までどんなのだったか覚えていらっしゃいますか??



そうです!

形は六角形のテーブルでも、木のままでした!



舞台美術の仕込みとして、

まず基礎舞台をきちんと組み直して、

その足元に本番用のパンチカーペットを敷いて、

舞台と舞台袖を区切ったりするパネルを建て込んで……


という段取りで進めていったのですが、

この、最後のパネルを建て込む、という作業で、

熊谷の頭には「?」が……




「このパネル、白や木の色とかバラバラですけど、あ、あと、このペンキの跡って、デザインですか?」

「ああ、それ、今から壁紙貼るから。」



……ええ??!


と言っていた矢先、

舞台の仕込みにお手伝いに来てくださっていたもう一人の大道具さんが、

何やら大きな道具の準備を始めて、そこに糊を流し込み、

壁紙のロールをセッティングし始めました!



そうなんです!


いつもなら、篠原さんの工場で貼られてくるこの壁紙、

今回は仕込み中に現場で貼っていっていたのです!!


現場で貼ったほうがキレイに仕上がるから、というのが理由らしいのですが、

いや確かに、壁紙の継ぎ目が全くわからない!!



壁紙を貼ったパネル同士を並べて、

その継ぎ目部分に、同じ色の壁紙を目張りで貼り付けるのが、いつもの仕込みでの作業。


しかも、目張りを貼っていても、やはりその目張りの境界線はうっすらとあったのですが、

今回はそもそも、その境界線が見つからない!


ぐらい!

とってもキレイな仕上がりに!



さすがに舞台美術はお見せできませんので、

こちらも本日、つい先程、同じ工程で壁紙を貼っていただいた机で、

その美しさを味わってくださいませ(*^^*)



株式会社しの家、とっても丁寧なお仕事をしてくださっています


いつもありがとうございます



さ!

舞台美術のキレイさをお伝えするのはここまでにして()


ちゃんと稽古の様子も書きますよ()



舞台が完成したことによって、

舞台の反対側から反対側を移動するときに使う、裏動線の確認はさることながら、

役者心理として、改めて場当たり、そして使い終えた小道具の舞台袖での処理など、

確認したい事項がたくさん出てきます。



実際の距離感での稽古は、すでに何回も行っていますが、

やはり、景色が変わりますので、

役者それぞれで個人的に場当たりを始めていっています。



また、何回か前の稽古場日誌で書いたと思うのですが、

現在はダンボールで代用している、A4サイズのとある板のようなもの。


こちらもしの家さんに作成をお願いしていたものなのですが、

そちらも本日、稽古場に届いているのです!


こちらの小道具は、

お芝居の核心に何気に触れている物ですので、

写真はNG()



これが、まぁまた、キレイに作ってきてくださっているんですよ!


役者が持つから、という気遣いが至るところに散りばめられ、

また、このポケットに何枚入れるからこれぐらいの薄さで、

というオーダーもしっかり応えてくださっているこの小道具。



本番用の小道具が届いているのなら、

それを実際に使った稽古をしたい!


これはきっと役者心理です()




とゆーわけで、

その小道具を実際に使うシーンを順に稽古しつつ、

そして何回か確認しつつ、

そして、先日の稽古にて発覚した、熊谷の間違った方向性のお芝居を修正する稽古を行って、

本日は終了!



演出家に見せる、という稽古時間は、

いつもより短めでしたが、

舞台ができあがったことにより、

役者個々で舞台裏探検に少し時間を取った本日。



早めから、実際の舞台で稽古できるなんて、

とってもありがたいことですね(*^^*)



仕込みをしてくださった皆様、ありがとうございます




ではではまた!




熊谷