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友達稽古15日目

おはようございます!

熊谷です


さすがに日中は、家でもクーラーを稼働させ始めました。

暑いと頭がボーっとしちゃうので動けなくなってしまいます。。。


そんな今年の梅雨&ほぼ夏(´×ω×`)

……毎年か()




さて、本日の稽古はちょっと大変!


だって、家族たちのうち、二人いないから……


二人だけ、じゃないんですよ?

二人、いないんですよ!?



しかも!

今日お休みのうちの一人は、

役どころ的に、家族たちの行動のけっこー起点になる役!


他のシーンでも、ちょっとした見せ場を持っている役ですので、

そういったシーンは、

いくら絡み役の熊谷のためではあっても、

代役で稽古しても意味はなく。。。




これは困りましたω`;)


では!

本日は演出のルール確認とともに、

演出的に決めていくべきことを決めていく日といたしましょう

演出的に決めていくべきこととは、

これまで曖昧にしていた、舞台美術の「箱」の使い方に関すること。


舞台美術、というよりは、

小道具に近いかな??


劇中では、椅子としても使っている、

本当に長方形の「箱」ですm(_ _)m



お話のメインの舞台は、基本的に主役の家の一室。


熊谷は他の劇団さんなどで、

この「友達」の公演を見たことはないのですが、

諸先輩方によりますと、そのときの舞台美術は、

「部屋」がしっかりと飾られているそう。


ですが!

まぁ、これはネタバレの一つでご容赦願いますが、

今回の第一主義、「部屋」の美術は飾りません!!



台本の特性上、

会話らしい会話をしていない、場面転換がしっかりある、

というのも踏まえたうえでの、

今回の特殊な演出ルール。


この演出をするのであれば、

舞台上を「部屋」の美術で飾ってしまってはいけない。


いえ、この演出をするために、

「部屋」の美術は飾らないのです!




わかりやすく「部屋」の美術はありませんが、

そんなときに役に立つのが、この「箱」!


屋内の椅子にもなるし、

公園のベンチにもなる!


また、使い方によっては、

舞台上で境界線を作ることも可能!


そんな便利な小道具「箱」!()



今回の演出の特殊なルールは、

とってもお芝居的、というより舞台的な見せ方。


そして、この「箱」を自由自在になんにでも見立てることができるのも、

舞台的な見せ方ならでは!


舞台美術で部屋を飾っていなくとも、

役者が、自分のいる場所を「部屋」として、舞台上でお芝居をするだけでも、

「部屋」であることをお客さんに見せることは可能なのですが、

それを手助けしてくれるのが、この「箱」なんです(*^^*)




人数は足りないのですが、

幸いにも代役を立てれば、舞台上にいる人数は合う。


この特殊な演出ルールに基づいて、

この箱をどこでどのように使うのか。


本役が少なくとも、

できることは進めていくのですm(_ _)m




……さて。


箱の使い方、要はどこでどのように使って、

どこでどのように片付けるのか、あるいは邪魔ではないところに動かすのか。


これを決めていこうというのが本日の稽古のテーマなのですが、

やはりこれを決めるためには、

主役である熊谷の動きのルールを先に確認しなければなりません。



今回の演出の特殊なルールが一番課されているのは熊谷であり、

かつ、熊谷の動きによって周りの動きが変わってきます。


ですので、先日決めた動きで、

熊谷は動いていたのですが、、、




……むむっ


演出の沢渡さん、やはり今まで以上に今回の演出を悩んでいますね。


特殊な動きのルールはそのままなのですが、

熊谷の細かいアクションに少しばかり変更が。



その変更になったシーンでのアクションを、

メインを熊谷にするか、はたまた別のグループにするのか。


ざっくり言ってしまうと、

舞台の前側でどちらのアクションが行われているか、というようなものなのですが、

ワンシーンで、お芝居全体としてはそこまで重要ではないとしても、

どちらをメインにするかで、芝居全体のバランスが変わってきます。



また、「ここで振り返って。」と指定されていたものが、

「もう少し遅らせて。」と変更になったりしました。


特殊なルールであるからこそ、

「主役」と「家族たち」でわかりやすく分けて、

かつ、そのルールがごちゃ混ぜにしないようにしなければなりません。


お客さん目線の役割を担っている演出。


お芝居の方針を決めるのも演出なら、

お客さんとしての見え方を大事にするのも演出なのです。



自分で決めた特殊なルールに翻弄されている状態ではあるようですが、

箱の使い方、主役のアクション、それに伴う家族たちの動きが決まっていきました。


代役で入ってくださった方々、

ありがとうございますm(_ _)m




さて、前半戦はたくさんの決めるべきことを決めていきました。


稽古の後半戦は、

ご迷惑をかけっぱなしの熊谷と上田さんのシーン。



このシーンは、

他のシーンとは違って、

今回の演出の特殊なルールは適用されないシーン。


というより、

適用せずに、「普通」のお芝居の見せ方をすることによって、

他のシーンと差をつけようというシーン。



熊谷なりに、前回言われたことに気をつけつつ、

個人的には土台の役作りを少し変えたりして臨んだのですが、

「少し整理はしてきたね。」という状態。



「少し」かぁ〜……



まぁそりゃそうですね。

だってまだすんなり入ってきてないんだもん、ここのシーン。・゚・(ノ∀`)・゚・。


上田さんのお芝居の手助けもあって、

前よりかは小ましかなぁ?とも思えたのですが、

いかんせんしっくりは来ておらず、

無理矢理舞台上を動いている熊谷。



そしてなおかつ、

熊谷の融通の効かなさがここで邪魔をしております。


特殊ルールと普通ルールの切り替え……



そもそもシーンを作っていく上での土台がまだ不安定ではあるのですが、

今日の稽古で熊谷が感じたのはまた別の切り替え。


目線の使い方の切り替えができていなかったのです(^_^;)



熊谷に課されている特殊ルールの最大の特徴は、

目線の使い方だと、熊谷は現状認識しておりますm(_ _)m


目線を固定されているルールと、

目線を自由に使っていいルール。



熊谷の天邪鬼な性格が災いしてでしょうか?

固定すべきところではキョロキョロしそうになり、

また自由なところでは目線を固定しそうになり。。。



ええい!

不器用め!

わかっていたはずなのに何故すべきことの真逆をしてしまっているのじゃ!!Σ(゚Д゚)




まだまだ土台作りをしっかり作っていかなければならないのですが、

個人的にまた新たな課題が見つかった稽古後半戦でした(^_^;)




演出もですが、熊谷もまだまだ作り込み中!

稽古する度に課題が見つかっていく大変な台本ですが、

それだけ作りがいのある作品なんです!()



本日はルール確認ばかりでしたが、

これも大事な作業の一つ!


役者として、ちゃんと理解していきますよ



ではまた次回(*^^*)




熊谷