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友達稽古20日目

稽古場日誌20日目




おはようございます!

熊谷です



前回は、役者にとっては急遽の()

結果的に半通し稽古となりましたm(_ _)m



なかなか上手いこと進められていないように感じる今回の公演の稽古ですが、

なんだかんだでお芝居自体は繋がりもしっかりできていて、

かつ、流せるようにもなってきているみたい



台本そのものが手強く、

そのうえで特殊な演出になりましたが、

このまましっかりと仕上げていきますね(*^^*)

本日も役者は全員揃っております


ですが、本日は前回流したところの続きから!

お芝居の真ん中らへんからですね(*^^*)



このシーンからも、繋げられるところは繋ぎつつ、

キリのいところで止めて、演出方針の確認を。



お芝居真ん中らへんから始めましたので、

よく日誌に出てくる熊谷の課題シーン、

上田さんとのシーンがございますm(_ _)m



先日、音を上げたのもあり、

さすがに小ましにはなっているのですが、

やはりまだまだ。



このシーンだけ、完全に台本を離したこともあり、

熊谷自身は、セリフを言うのに少しいっぱいいっぱいになっていました。


それに伴って、お芝居をするのではなく、

「セリフを言うこと」に一生懸命になってしまっていたきらいがあり。


一人でセリフを確認しているときにはある程度良い感じに覚えられていたように思いましたが、

やはり稽古になると崩れてしまいます(^_^;)



まだこのシーン自体を自分なりに咀嚼しきれていないので、

よりそうなってしまうのでしょうが、

上田さんから熊谷にアドバイスが。


「オレにちゃんと癒やされてね()」と。



……そうなんですよね。


元々の台本のト書き通りに上田さんがお芝居をされていたのならまだしも、

今回の演出方針により、

上田さんの役は、熊谷の役に「寄り添う」役どころになっています。


元々男性だった主役を女性にするに伴って、

上田さんの役も、元々は女性の役から男性に変わっています。


キャスティングも演出方針も、今回の演出にシフトしている以上、

この上田さんとのシーンは、熊谷の役にとっては、「安心」「癒やし」のシーン。



頭では理解しているつもりなのですが、

いかんせんまだ掴みきれていないのが丸わかり。



原因としては、おそらくこの先の展開を私が予測してしまっているからでしょう。


お芝居的に言うなら、

「予定調和のお芝居をしてしまっている」でしょうか。



過去、現在、未来のそれぞれのシーンが行ったり来たりしているお芝居なら、

そこもお芝居のしどころなのですが、

今回の「友達」は、そうではなく、

とある出来事が起こってから、順番に物語が進んでいきます。


ということは、熊谷の役は、この先何が起こるのか知っていてはいけないのです!

というより、何が起こるのかはわかっていないのです!!



当たり前のことを書いているようですが、

これはお芝居をやっていると起こりやすい現象だったりします(^_^;)



演出の沢渡さんも上田さんも、

全くおんなじ内容のアドバイスをいろいろとしてくださいました。


まだまだ手探り状態ですが、

このお芝居をしっかりと面白くしていくために頑張りますm(_ _)m


さあ!

ついに始まりました!


恒例の役者紹介〜



今回、熊谷が初めての主役で、

かつ、舞台上にずっと出っぱなしなのもあり、なかなかこちらのコーナーにいくタイミングがなかったのですが、

もうむりくりいっちゃうぜ!!


てか、そろそろいかないと、

役者が紹介しきれないという時分()




そんな恒例の第一回目は、

通り名は「笑いの変態」!

第一主義レギュラー陣の一人、ことぶきつかささんです〜



ちなみですが、

今回の役者紹介コーナー、

順番はランダム!


その日の稽古場に早く来た順だったりします()



さて!

その気になる役どころは〜?



……いえ!

有名な台本ゆえ、

どの役なのかはぎりぎりまでのお楽しみ!


前回の「ほにゃらら殺人事件」は、

人物相関図が大事なミステリー作品だったのもあり、

役名と役どころとご紹介いたしましたが、

今回はちょっとストップ!



第一主義的新たな挑戦の第一弾ですので、

このキャスティングも皆様に楽しみにしていただきたいのです(*^^*)




さ!

そんなことぶきさんですが、

もしかしたら熊谷とは一番セリフを交わしあっているかもしれない?


そんな役どころ


主役の熊谷とはまた別の役割で、

この「友達」のテーマ的なことを語っている役どころですm(_ _)m


おかげで、

まぁセリフが入らん!と言われています()



セリフ量が多いのもあるでしょうが、

一貫しているようなそうでないような。


そんな、ちょっと大変な説明ゼリフが多いのですm(_ _)m



主役の熊谷にも、お客さんにも伝えなければいけないセリフばかりを担っていますが、

今回の熊谷のように、

「舞台中央にずっといる主役」を第一主義でされたこともあることぶきさん。


その公演のタイトルは、何を隠そう、「主人公は死んでいる」!


シェイクスピアの「マクベス」がうっすらとモチーフに仕込まれた、

岩橋貞典さんの本の一つですが、

このときの作品では、

ほぼ退場せず、ずっと舞台の中央に居続ける!という本と演出でした。



周りの全ての人に、突っ込まれてボケられて流されて、を延々と繰り返す、

そのときのそんな役に関して、ご本人は「百人組み手」と称されていますが、

その「主人公〜」の主役のときと、

シチュエーションが似ている今回の熊谷の主役。



「僕のときは、360度全方位からの受け芝居だったけれど、

今回のあなたに関しては、少し体の向きを変えるだけでも受け芝居が成り立つ。

シンプルな分、ちょっと表現が大変だけどね。」


と、立ち稽古が始まったすぐぐらいにこんなアドバイスをいただきました。


まだまだ自分のことでいっぱいいっぱいで、

諸先輩方のお芝居から勉強する余裕のなかった頃の「主人公〜」ですが、

思い返してみると確かにそうだった気がします。



本の読み方もさることながら、

他の諸先輩方とは違った視点でいつも熊谷にアドバイスをくださることぶきさん。



安部公房さんの「友達」では、

どの役をされているのか!?


乞うご期待っ!




恒例の役者紹介も挟みつつ、

本日最後の稽古は、大詰めも大詰め!

最後のシーンを稽古、かつ、立ち位置の整理を行って本日も終了!



通し稽古までもう一息かな??

役者紹介も始まりましたので、

こちらもぜひ楽しみにしててくださいませ!



とりあえず、早くしっかりとセリフを入れなきゃっ()



ではまた(*^^*)




熊谷