· 

友達稽古24日目

稽古場日誌24日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



日中は暑さにより眠気にあらがえません()

熱中症にならないよう気をつけます!()


さあ!

ついにこのときが来ました!!


通・し・稽・古です!!




最初の計画では、

細かいところをより細かく決めていく予定だったようですが、

ちょっと途中で変更。


本来ならせめて1ヶ月前には行っているであろう通し稽古。


ちょっとぎりぎりにはなってしまいましたが、

本日ついに通しちゃいますっっ((o(*>ω<*)o))



別の公演を終えられて、

本日は音響の大西さんもいらしてくださっていますし、

それなら音響さんにも全ての情報をお渡ししてしまいましょう!()




ですが、まずは、

これまで、少し曖昧にしていたラストのシーンの画作りを。


何パターンかやってみてから、最終決定をして……




……よし!

これで全ての準備が整いました!


今公演初の通し稽古!

いっちゃいまーす!!



さて、ここで突然ですが、

5回役者紹介のコーナーを始めたいと思いますm(_ _)m


通し稽古のまとめは最後に!

その前に!

今回はこの方をご紹介!!



遊劇体さんの看板役者さん、村尾オサムさんですー!!


村尾さんも、第一主義レギュラー陣のお一人!

そして、第一主義主宰の沢渡さんの本職、舞台監督でもお世話になっている遊劇体さんの、

安定感も安心感もバツグンの役者さんです(*^^*)



そんな村尾さんの今回の役どころは、

前回ご紹介した平本さん同様、

大元の台本とは性別を入れ替えた役!


熊谷を主役に据えるにあたって、

まず主役の男性を女性に変え、それに伴って、

村尾さんの役も、女性から男性へと変更になっていますらm(_ _)m



稽古が始まる前の台本校正の段階で、

かなり確認&修正をしたつもりにはなっていたのですが、

やはり女性言葉がそのまま残ってしまっていた、村尾さんの役。


主催側としては申し訳がない事案なのですが、

台本に書かれてある女性言葉は、村尾さんの役に合わせて変更することをお願いして、

でも!

ところどころで、女性的言葉遣いで話す!



ポイントポイントで、お芝居プランとして女性言葉を使われているので、

まぁこれがまた印象的!


不思議な色気と男性的な部分が入り混じった、

村尾さんだからこそ出せる雰囲気!


大好物な方は大好物かもしれない()



茶目っ気も忘れないそんな村尾さんですが、

今回の特殊な演出において、

その意図、見せ方を一番最初に汲み取られたのは、おそらく村尾さんでしょう。



特殊な演出のルールを一番課せられている熊谷に対して、

「前に行ったら相手に近づいている、後ろに行ったら離れる。

普通のお芝居とは、方向性が逆だけど、気持ちの方向やお芝居の方向性は一緒だよ。」

と、立ち稽古を始めた段階で、様々なアドバイスをしてくださましたm(_ _)m



ましてや、

今年の3月の遊劇体さんの本公演では、

一時間半出ずっぱり、

かつ、舞台中央の椅子にほぼ座りっぱなし、という主役をされていた村尾さん。


シチュエーションやベースは違えど、

今回の熊谷も、ほぼ舞台の真ん中に居っぱなし。


おそらく先日の主役をされたときに感じたことをたくさん伝えてくださっているのでしょう。


「真ん中に一人って、大変だよ。

舞台全部の空間を、一人で埋めなきゃいけないから。」

というアドバイスもいただきました。


頭では理解していたつもりでしたが、

村尾さんですら「大変だよ。」と言われるぐらい、

主役であることと、たった一人で舞台上にいることの責任はかなり大きいのでしょう。


おごらず、このアドバイスを肝に銘じつつ、

本番に向かって参りますm(_ _)m




ちなみにですが、

今回の演出、個人的な意見として、

村尾さんが所属されている遊劇体さんの演出家さん、

キタモトマサヤさんの影響はとても大きいと思いますm(_ _)m


だって、キタモトさんの演出は、

「舞台作品としての見せ方を、究極に洗練させた見せ方」をされているから。


キタモトさんの演出ほどではないのですが、

今回の特殊な演出も、「見せ方」の話だけに限ると、

キタモトさんのように「前を向いてお芝居して。」というもの。


10年ほど前、その考えはあっても、

まだその演出方法にそこまでの自信も確証もなかったらしい、当時の沢渡さん。


その沢渡さんの思いを、

しっかりと具現、かつ、「面白いお芝居」にしっかりとされていた内の一人が、

キタモトさんだったのだとか。


お仕事先とは言え、

キタモトさんの演出は「毎回勉強させてもらっている。」と言われるほど、

キタモトさんの演出は、「舞台的」。



「客席側の一面からしか見ることができない」という、制限のある舞台作品において、

この「舞台的」である見せ方は、当時の沢渡さんの考えを一押ししてくれたのだとか。



長々と説明しておりますが、

熊谷、遊劇体さんのお芝居大好きです!


だって、シンプルで見やすいうえに、とっても面白いんですもん!

キタモトさんの演出により、舞台を見に来た臨場感もありますし、

その見せ方をしっかりと理解された、ベテランの役者さんも揃っています



そんな遊劇体さんを見てきたこともあってか、

表現できているのかどうかは置いといて、熊谷は今回の演出はそんなに苦がなく呑み込めたと思っておりますm(_ _)m


あとはどれだけ完成度を上げられるのか?という話ですが、

まぁ、それは熊谷がんばる()




話を通し稽古に戻しますね()


キタモトさんや、他にも背中を押してもらった方々の存在はしっかりとあるのですが、

それはそれで、今回の特殊な演出をするにあたって、

一抹の不安はあるらしい演出の沢渡さん。


稽古の度に、ちょこちょこ変更が入ったり、

前回の稽古のときと違うことを言っていたりするのは、どうもそれが理由らしく。



ですが、少し前の、お芝居前半だけの半通し稽古のときには、

その不安は少しは解消されており、

想像していた以上に見せたいお芝居にはなっていた様子。


そんなこんなもあっての通し稽古でしたが、

結果は、とても満足のいくものだったそうで!



これは役者としては嬉しい結果ですね(*^^*)



そして、初めての通し稽古を終えての、

これは今後の反省点。



あのやたら長い()お芝居中盤のコントシーンですが、

熊谷が、ちょっと長いセリフの真ん中らへんの一文を丸々飛ばしてしまいまして、

その場に出ている役者全員で「合ってる?」「なんかおかしい??」という空気に。


どこを飛ばしたのか、というのはすぐに発覚したのですが、

この失敗ではっきりしたことは、

「一文飛ばしても、元のセリフに戻すことができない!」というもの!


他のシーンならいざ知らず、

中身のない()コントシーンとなると、こんな事態になってしまうことが!




また、その飛ばしてしまったセリフに対して、

熊谷がそっちに気を取られてしまったがために、

熊谷のお芝居の集中力が落ちてしまっていたそう。


演出側から見ていて、

「主役って主役やねんな、お前の集中力が落ちたら、周りの役者も、その落ちた集中力に引っ張られてしまっている()」と、

通し稽古を終えてから沢渡さんに言われました。


……な、なんと!

このコントシーン、熊谷はあんまりしゃべってはいないのですが、

今回の特殊な演出の結果か、はたまたただ単に主役だからかなのか、

やはり、面白いお芝居を見せるための鍵は熊谷が全て握っているよう!


このコントシーンで、全体のテンポ感の土台を担っているのは、

平本さんと村尾さん。


ですが、このお二人がどれだけしっかりとそのテンポをキープしてくれていても、

熊谷の集中力一つでお芝居の完成度が変わってしまう!


一番最初の読み合わせのときに感じたことは、

ここでも出てくるのですね。


課題がたくさん見つかりましたm(_ _)m




……あ!

あとこれはちょっと余談!


ラストのシーンにおいて、

「お前のやりたいことはわかるが、お前の中のおっさんが出てきすぎ()」と、

演出から()



……え、ええええ!!?Σ(゚∀゚ノ)


いや、確かに第一声から「声低いな。」とは感じていましたが、

まさかそこまでとは、、、


熊谷、気をつけます!!()




さて!

そんなこんなで終えた初めての通し稽古!


気になるランタイムは〜、、、


150分!!



え?

ちょっと長い!?


そうですね、ちょっと長いですね。


ですが、今回の台本の難解なセリフにまだまだ悩まされっぱなしの役者陣。

熊谷ももちろんですが、

これからもっとセリフをしっかりと叩き込んで、

よりテンポ感の良いお芝居を目指していきますよ!


目指せ、あとマイナス10分!!



第一主義的には少し遅めの初の通し稽古でしたが、

ここから更に完成度を上げていきますね




ではではまたっ(*^^*)




熊谷