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いかけしごむ6日目

稽古場日誌6日目




おはようございます!

熊谷です

本日の稽古は、

最初から向き合っての読み合わせ!


別役実さんの、とっかかりがなく、わけのわからない()この本に対して、

やはり演出的に悩んでいた演出の沢渡さん。



前回の稽古で、

真横の向かい合わせでの会話は、やはり違和感がある、と思ったらしくm(_ _)m



そのため、今回の読み合わせでは、

真横ではなく、ちょーっとだけ前後にそれぞれの席をずらしてみました


写真だと全っ然わからへんけど()



この、少しだけ位置をずらしての読み合わせが今後の演出にどのように影響していくのか?!


こうご期待!()




……このちょっとした変化の説明はここまでにして()




本日も読み合わせ。


村尾さんは普段通り、お芝居をしっかりしながらですが、

熊谷に関しては、まだまだ「お芝居のニュアンスを飛ばしながら」。



今回の役柄がそうだからなのか、

演出方針だからなのか、

はたまた、ただただ熊谷のお芝居をするうえでの悪いクセの矯正のためなのか。



前回の稽古の、2回目の読み合わせのときに出された課題、

「相手にかけるべきセリフはかけつつ、でも極力お芝居のニュアンスは飛ばして。」

と、いう課題はそのままに、

本日も読み合わせの稽古スタートです




「相手にかけるべきか、そうでないのか」の取捨選択がわかりやすく理解できた前回の稽古。


前回の稽古で気付けたことを意識しつつ、

読み合わせをしていったですが、

「あれ?お芝居の前半部分は基本的に相手にずっとセリフをかけているなぁ。」と思いました。



前回の稽古で、

相手にかけるべきセリフの差し引きがあることをしっかりと理解できたのは、

今回のお芝居のちょうど真ん中らへんでした。


今回も課されているこの課題は、

前回が初めてでしたので、気付くのが遅かったのは仕方がないか、

と思っていたのですが、、、



もしかして、セリフの差し引きがわかりやすく出てきたのが、

そもそもお芝居中盤からだったのでしょうか??


意識すればするほど、そこに固執してしまっている可能性もありそうですが、

本日2回目の読み合わせも、おんなじことを感じまして。



とゆーことは、、、そーゆーことなのか??()



相手に興味があるときとそうでないとき、

自分がアクション側のとき、リアクション側のとき、

と、ただただ本当に、セリフを読んでいるだけの棒読みではなく、

役としての心は動かしつつですので、

その細部に気付けたつもりでいたのですが、、、


……うん、とりあえず今はそういうことだということにしておきましょう()


違ったらそのとき頑張って修正します!()




ただ、自分に対しての注意点が一つ。


前回を経ての今日ですので、

相手にセリフをかけてもいい、が楽しくなって、

「お芝居のニュアンスを飛ばして。」が、おろそかになっていたような気がしました(´×ω×`)


楽しくなっているのは別にいいんですけど、

あくまで「表現」は棒読み気味のままで、ということなのよっっ


ちょっと調子に乗っちゃいました(*´>д<)



熊谷気をつけて!!()




そんな自覚もありつつ、

本日2回目の読み合わせも「ニュアンスは飛ばしつつ。」が引き続きm(_ _)m


そして更なる課題、

「今ゆっくりめにしゃべっているけれども、今度は早口で読み合わせして。」と。



実はですね、、、


一番最初の読み合わせのときに、熊谷に出されていた要望が一つ、ずっとございましてm(_ _)m


それは、「低い声でセリフをしゃべって。」というもの。



熊谷、地声は、女性にしては低い方なんですが、

何故だかセリフになると、ちょっと高めの声でしゃべっているみたいなんです。



「この低い声のままだと、あんまり印象が良くないんだんなぁ。」と、

高校生のときに思いまして、

その頃に、いわゆる「よそ行きの声」なるものを、

自分なりに意識した記憶がございます。


低い声のままでも、ただ単に喋り方を変えれば良かっただけなのですが、

そのときに自分でクセづけた「よそ行きの声」



クセづけてしまったために、

コントロールがちゃんとできているわけでもなく、

どうやらセリフでも、その「よそ行きの声」のまんま、

ただただ地声よりも高めのキーでしゃべっている様子。



自分のセリフの悪いクセも相まって、

ちょっとキンキン声になりやすいキライもありまして、

なおかつ、キーが高いと、

落ち着いてしゃべっているようには聞こえません。


ということは、自分が見せたい年齢の役にも見えなくなってくる。


その「よそ行きの声」が役柄にあっていればいいのですが、

今回の役に関してはミスマッチのようで。



そんなのもあって、

読み合わせの初期段階から、

「低めの声で〜」との要望をされており、

「ニュアンス飛ばし」も込みで、それを実践し続けておりましたm(_ _)m



ですが、

声帯の構造上、仕方がないそうです。


低い声でしゃべろうとすると、

しゃべるテンポはゆっくりになる、というのは必然的なことなのだと。



棒読み気味を一生懸命やっていたのもあって、

一番最初の読み合わせのときよりも、

ゆっくりとしたテンポで読み合わせをしていた熊谷。



ですが、

2回目の読み合わせは、

「しゃべるテンポを速めに。

今よりも早口で、セリフとセリフの間も、一定ではなくていいよ。」と。



え!?

相手のセリフを食いたいとき食ってもいいの?!


台本上の「遮って」というト書きもやっていいんですね!



よぉし!

指示されたこと以外はお芝居のニュアンスを飛ばしつつ、

2回目の読み合わせもがんばるぞーぉ!




……第一声から失敗したのはご想像の通り()


自分でも、一番最初のセリフの第一音が、

「あ、キー高い()」と気付いてますです、はい(^_^;)



声帯の構造上、仕方がないのですが(2回目)、

いや、それはそれこれはこれ。


速めのテンポでしゃべるのに意識を持っていかれた結果、

低めの声でしゃべるのをすっかりすっ飛ばしてしまっていた熊谷ですどーも\(^o^)




低めの声でしゃべるように努力はしてみたのですが、

いかんせん、最後まで、今までよりも高めの声で読み合わせをしてしまいました



この2回目の読み合わせが終わってから、

我らが音楽家のマツキさんには「お前はテープレコーダーか!()」と、

突っ込まれてしまいました!




熊谷、コントロールしなければいけないことがいっぱい!()


負けずに頑張ります!!




ではまたっ!(*´>д<)




熊谷