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いかけしごむ11日目

稽古場日誌11日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)




本日もお芝居冒頭のシーンから稽古!


ミニマム公演ということで、

二人芝居でかつ短めの作品でお芝居づくりをしております、今回の公演。


二人芝居ですので、

ぶっちゃけ熊谷の個人練習、基礎を改めて叩き直すという稽古が多いのですが、

お察しの通り、本日の稽古もそんな感じ(^_^;)

前々回の稽古で細かく言われた、冒頭の「お芝居ガイドツアー」のシーン。


前回は特に何も言われずにそのまま次のシーンへと進んだのですが、

本日は冒頭のシーンをしっかりと稽古いたしました。


稽古と言っても、

私自身ができていない部分を事細かに説明され、

ああでもないこうでもないを何回も繰り返しただけなのですが……



本日説明されたことは、前々回も説明されたこととほぼ同じ内容。


小ましにはなっているらしいのですが、

それでも、「ここ」や「これ」などの指示代名詞がどれを指しているのかわかりづらい、

お客さんに説明しているにしても、もっとお客さんに対して「前のめり」に説明しないと、

お客さんがこのお芝居の世界に引き込まれない、などなど。


「おんなじこと言われてるなぁ。」という状況です(^_^;)



難しいなぁ。


まともになるまで頑張り続けるしかないですねとりあえず。




稽古前半は冒頭のシーンを何度も稽古して、

とりあえず続きのシーンへ。



前回の稽古同様、

やっぱり覚えてきたはずのセリフが出てこず、

本日も、村尾さんを私のセリフ合わせの稽古にお付き合いさせてしまうことに。。。



前回のこのセリフ合わせの稽古の際に、

「四の五の言ってられねぇ!」と割り切って、

これまで封印していた、台本への書き込みを解禁しまして、

さすがに前回よりは、今回のお芝居の「会話の話題の箇条書き」を少し整理はできました。


話題ごとのそれぞれの細かいところはまだふわっとしていますし、

似たようなことを言っているセリフはまだゴチャついてますし、

細かい感嘆詞や指示代名詞もまだまだ行ったり来たりしてはいるのですが、、、



とりあえず、驕らない程度に自分を持ち上げておこうと思います

さすがに前回よりはまともにセリフは出てきました。


雀の涙、五十歩百歩ではあるんですが、

ここまできたらちょっとでも前向きに考えとかないと前に進めん!!という、

一種、自分都合的自画自賛ですね←←



前回ほど引っかからなかった、程度ではあるんですが(苦笑)




で、まぁ、個人的には、

多少マシになった要因は、

台本へのメモ書きだけではないんです。


熊谷が個人的に封印していた台本の覚え方も、

この機会に解禁いたしました。


それは、「台本を目で覚える」というもの。




第一主義主宰の沢渡さんに拾われる前、

熊谷は、文字に対するイメージがものすんごく強かったみたいで、

「台本のこのページのこのあたりに書いてある文言!」というような覚え方を、

けっこーやってました。


これは、学生時代のテストとかでも、

「教科書のこういうページの下から3行目に書いてある人物名ー!Σ(゚Д゚)」みたいな、

思い出し方をしていたような記憶があります()


学生時代はおそらくそれが性に合っていたのでしょう。


ですので、

この方法をそのまま、

台本を覚えて、お芝居でセリフを言う、というやり方でやっていたのですが、

この方法ですと、お芝居をするうえであんまり良くない結果をもたらしていたみたいで。。。


それは、「自分でイメージした音でしか、セリフを言えなくなっている」という状況。



今回の最初のほうの稽古場日誌で確かお話ししたと思うのですが、

「会話は、それぞれのおしりの音と、頭の音が繋がっている」と、

何年も前に先輩に教えられました。



台本上の文字を目で覚えて、

自分のイメージした音でしかセリフを言えないということは、

イコール、「相手のセリフの音は聞いていない」ということになります。


結果、音が繋がっていない会話、

つまり「会話に聞こえない」セリフのやり取りをしてしまっていました。




そんなこともあって、

「目で覚える」セリフの覚え方は封印していたのですが、

いかんせん、似たようなことを、似たような言葉で、

かつ、台本上わかりやすい区切りをつけづらい、

今回の別役さんの作品。



稽古初期のほうで、「会話自体は今のところまともにできている」と思えたので、

でも、セリフはちゃんと覚えておかないと、

相手役である村尾さんにも迷惑をかける、となった結果、

一度この方法を解禁してみよう、ということにしてみましたm(_ _)m


失敗したらまた別の方法を模索しよう、地道にセリフを覚えていこう、

というお試しではあったのですが……



個人的には成功したように思います。



台本上にメモしたことも含めて、

台本を目で覚えて、かつ、少しだけですが、話題ごとの文言をカテゴライズもできたように思います。


それでも稽古中に出てこなければ意味はないのですが、

いや、セリフが出てこずとも、

前ほど頭真っ白になったりパニックになったりせずに、思ったよりも冷静だぞ?


今回はこの方法は合っているのかもしれない……



……と、思った次第でございますm(_ _)m




自分への戒めの為に言っておきますが、

自分都合的な自画自賛ですっっ!()←



目で覚える方法が成功したのなら、

それを封印した原因である「音の繋がっていない会話」にならないように気をつけなければなりませんm(_ _)m




私のセリフの悪いクセを抜くための「ニュアンス飛ばし」が、

現状、セリフを覚えづらくさせているのかも、という沢渡さんの見解も、

おそらく当たらずとも遠からずだとは思います。


ですが、今回のお芝居のセリフが出てこないのは、

おそらくこの「ニュアンス飛ばし」のセリフを、

私が音で覚え始めてしまっているのも原因かと思われます。


相手役のセリフが違う音で発せられると、

ビックリしてしまってセリフが出てこない!という状況も、

個人的に見受けられました。



「セリフを、文字として目で覚える」ことをしつつ、

「相手の会話の音をちゃんと聞く」を意識しながら、

セリフを言う作業と、会話をしているという表現を、

ちゃんと整理していきたいと思いますm(_ _)m




ここ最近の稽古場日誌は、

熊谷の冒頭のお芝居ガイドツアーと、

「セリフ覚えられへん!!」の話ばっかりですね(苦笑)



早く別のお話をできるように頑張りますね(;・∀・)




それではまた次回!




熊谷