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いかけしごむ26日目

稽古場日誌26日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)


稽古も大詰め!

本番ももう間近な時期ですからね!


通し稽古ですよもちろん!


通・し・稽・古!!



意味もなく強調してみました()



前回から、稽古場兼劇場の利点を活かして、

舞台照明も調節をしながらの稽古になっております



ケイタイの写真だと一面ブルーな世界ですが、

肉眼ではちゃんと人間の肌色が認識できる明かりですのでご安心を!()


なんか深海みたいな写真。


いや、水族館か??



いえ!

今回そんな場所にはワープいたしません!()




ま!

そんな熊谷の謎の連想ゲームは置いといて()


本日も通し稽古、いっきまーす!




本番も間近だし、

そもそも作品が短めだから、という理由もあるのですが、

なぜこんなに通し稽古ばかりしているのかと言いますと、

区切りづらい台本だから、というのがけっこー大きな理由なのではないかと思いますm(_ _)m



だって!

途中から始めると逆に大変なんだもん!Σ(゚д゚;)


前回の「友達」の台本も、

そんなキライはありましたが、

いやぁ、今回のはそれ以上ですね。


役者が個人的に「ここからならまだ、、、」と思える区切りは、

4〜5箇所かな?


できないことはないのですが、

演出的動きも含めると、

結果的に最初から順にやっていくほうが頭の整理もしやすい。



いやはや、そういう意味でも手強い台本です。

別役実さんの台本は()




まぁでも!


ここ数回の、通し稽古ばかりの稽古の日々を経て、

今回のお芝居で気をつけるべき点、

ひっかかりやすいセリフ、

ごっちゃになりやすいシーンなど、

いろいろと問題点が出てきているような気がしますm(_ _)m



やっぱり何かしらを間違えたり失敗したりすると、

落ち込まないことはないのですが、

さすがにもうそんなことは言ってられません!


失敗した理由や原因をちゃんとつきとめて、

そのうえで本番を迎える準備をしなきゃっっ



稽古で発覚してくれたことをこれ幸い!と、

頑張って頭を切り替えていきたいですね



また、

本日の通し稽古でも、

ちょっとしたことがありました。


大事故、というわけでもなく、

ぷちトラブル?のようなものが。




熊谷は個人的に、

ここ数回の大事故()を乗り越えてきた結果(良いように言う笑)

今回のお芝居に対して、

けっこーな冷静さを手に入れられていると思うのです。


他の別役さんの本では〜とかそんなのは除外しておきますよ!


とりあえず!

今回の台本で、今回の演出で、今回の作品において!です!()



でも、いろんな意味で度胸はついたかもしれません()




セリフも、演出的動きも、

冒頭とお芝居本編との切り替えも、

ちょっと間違えていたりしたとしても、

それが表情に出たりしない程度には、冷静にお芝居ができていたと思います。



でも、今日の通し稽古では、

役者二人の間で「……どうする?」という空気が流れたのは間違いありません。



それもそのはず。


順調に進んできて、

さぁいよいよラストスパート、

その手前の助走部分のシーンにおいて、

村尾さんと熊谷で、セリフの掛け合いでちょっと食い違いが起こってしまったのですね。



似たようなセリフが多い別役さんの台本。


むしろ、

よくこれまでここのパートでごちゃつかなかったものだわっ



……いや、熊谷がなかなかセリフを覚えられなかったから、

お芝居の流れがスムーズじゃなかっただけだな(;・∀・)



ま、そんなこんなで、

片方がちょっとだけ間違える

もう片方が無理くり元に戻す

片方がまたちょっとだけ間違える

→……いや!このまま続ける!!



とまぁ、ざっくり言ってしまうとそんな感じでして()



さすがにお客さんにも「あ、間違えたのかも?」と思われる程度には、

お芝居上とは別の緊張感が漂っていたと思います。




今回のお芝居、大変なのがですね、

ちょこっと間違えると、その修正がしづらい、というところ。



セリフが覚えづらい、というのと関連もする事柄なのですが、

そのうえで、

今回の演出的に決めた動きが、まぁまたこちらも途中で間違えると修正がしづらい!()



村尾さんと熊谷の、お互いに「どうする!?」という空気感の中、

結果的にお芝居を止めずに進めることはできたのですが、

演出的動きとしては、違う体の向きでお芝居を続けることにしたのですm(_ _)m


そのまま続けてもお芝居上は支障がなかったのですが、

いや、どこで修正できるのかを考えてしまうのが、

役者の性と言いますか、

負けず嫌いな性分と言いますか、、、()




「ここならいける!」と、

村尾さんがとあるセリフで体の向きをしっかりと変えられました。


だったら熊谷もそれに便乗しないわけにはいきません!



……わ!

元に戻った!Σ(゚艸゚〃)



いつもとは違う景色でお芝居を続けていたのが、

村尾さんのおかげで元に戻すことができました!


いやぁ、終始ドキドキしっぱなし!


食い違いが起こってから、

このまま続ける!と覚悟を決めていたのにも関わらず、

ずっとドキはムネムネでした!()



でも!

元に戻せてからもそのドキドキはすぐには収まりません!


そのあと何個か、セリフを甘噛みしていたのは内緒でお願いいたします()




まさかまさかのところで、ちょっとだけトラブルが起こった本日の通し稽古。


一人が詰まると、相手も一緒に巻き込んでしまうのが、

きっと二人芝居の特徴ですね。


ましてや二人とも出ずっぱり。


一蓮托生とはまさにこのことですね(*´>д<)



機転を利かせて元に戻してくださった村尾さん、ありがとうございますm(_ _)m




ここまできてまだこんなことが!

とも思える出来事が起こりましたが、

でももう本番前!


ここは前向きに捉えていきますよっっ()



だって、一週間ほど前までは、

似通ったセリフやその順番、はたまた似たようなシーンに翻弄されていたのが、

「どう修正すべきか?」と考えることができたのですから!



ちょっと不穏な空気が流れはしたものの、

演出に止められるわけでもなく、

本番さながらに、お芝居を続けて最後まで終えることができたんです。



強敵、別役実さんの本に面と向かって挑めている証拠ではないかと思います!



もう物は言いようなんで、ネガティブな言葉は受け付けませんよ!()



でもでも!

今回の出来事でそんな自信を持つことができても、

それと同時に、

本番がすべて終わるまで、終始ドキドキもしているんだろうなぁ、

とも思うわけで()


どこにどんな罠が潜んでいるか予測ができません!



やっぱり手強いですね、別役さんの作品は……()




それではまた(*^^*)




熊谷