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いかけしごむ最終稽古

稽古場日誌27日目 最終稽古




おはようございます!

熊谷です




さ!

ついに来ましたよ!


最終稽古


いつもは30数日なのですが、

今回の公演の稽古はちょっとだけ短め。


番外編も挟んだのでより、ですね()




ま!

なにはともあれ!


最終稽古始めちゃいます!


もちろん、本日も通し稽古です()


一面ブルーな世界へようこそ!()


肉眼で見えている景色を、

カメラなどのレンズで撮影するのは、

まだまだ技術的にはできていないそうですね。


ここ数年の技術革新はすごいはずなのに、

それでも、人間や動物の脳内や内臓の機能を、機械で表現するには、まだまだ難しいんだとか。


生き物ってすごいですね()


念押ししておきますが、

肉眼ではこんなにブルーではありませんのでご安心を()




ここ数回の通し稽古で、

様々な大事故や、それでも止めずに頑張ってお芝居を続ける!というトラブルを乗り越えた結果か、

本日の通し稽古では、

しっかり、ちゃんと、最初から最後まで終えることができたと思いますm(_ _)m



でも、

演出の沢渡さんからは、

ちょっとだけ物足りなさそうな感想が出てきました。



「ちゃんとできているんだけれども、

その緊張感が張り詰めすぎていて、見ているお客さんも緊張させてしまう空気感だった。」

という感想です。



あ、あら、、、?


そうだったのかしら??




確かに、自分なりに、

これまでの大事故から学んだ教訓をしっかり活かせるようにと、

意識して気をつけてはいたのですが、、、



今回の作品は、

演出の方針上、「気楽に見てもらいたい」作品。


また、役どころ上、

村尾さんは受け芝居側で、熊谷が作品のテンポ感や空気感を担っている側。



とゆーことは、

熊谷の緊張感が上がれば上がるだけ、

その緊張感が舞台に溢れ、

それが溢れれば溢れるだけ、見ているお客さんにも影響すると。


そういうことらしく。




村尾さんの所属されている遊劇体さんでは、

村尾さんが大きな劇場で、最初から最後までセンターで一人でずっと受け芝居をしていて、

その緊張感が、お芝居自体の空気感を作っているなぁ、

と感じたことは多々あります。


役者の、良い意味での緊張感が作品の面白さに繋がる、

ということはそういうところで感じたりするのですが、

いかんせん熊谷はまだまだ実力不足。


舞台上全部を占められるほどの空気感を、

熊谷が引っ張りきれているとは思えないのですが、、、



でも、前回の「友達」では、

結果的に「私の緊張感が切れなければ大丈夫なのかも!」と気付いたこともあります。


「友達」では、基本的に受け芝居側で、

今回の「いかけしごむ」はどちらかと言うと攻め側。


役としての役割は違いますが、

それでも役どころ上、その作品の空気感を担っている。



作品やその演出方針によって、

お芝居の空気感というものが変わってくると思いますが、

今回の場合は、

熊谷の役としての緊張感が張り詰めていては、見ているのがちょっとしんどくなるのだとか。



緊張感は欲しいけど、

それがありすぎると見ている側が息が詰まっちゃう、というのです。


また、今回の演出としては、

「気楽に」がコンセプト。


緊張感はありつつも、程よくリラックスできるような空気感で。



……かなり難しいがなそれω・`)



まぁ理由はとてもよく理解できますので、

新たな課題が出てきたなぁ、と思ったわけなんですが、、、



ちゃんとしなきゃ!

が、強すぎたのかしら??



まだ本番まで時間はありますので、

作品のクオリティを上げるために、もう少し模索してみようと思いますm(_ _)m



たぶんね、肩の力が入りすぎていただけなのかもしれない。


これ、性格上の、熊谷の延々の課題()



でも最後まで気を抜けない作品であることには変わりないんです!


だって、大変なんだもん別役実さんの本()


一瞬でも気が抜けると、

たぶんその大変さに振り回されてしまうのが目に見えてますからね。


気を抜かずに、でもリラックスした状態で、

ほど良い緊張感のあるお芝居の空気感を作って、、、



だから〜、、、


かなり難しいがなそれ()



ま!

ここまで来たので割り切りも諦めもしませんけどね()


往生際が悪く、負けず嫌いなのが熊谷です()


さ!


では改めまして、公演詳細です



↓↓↓↓↓



-----「つまり、イカでケシゴムを作るわけですね……。」



とあるベンチで遭遇した2人の男女。


女は何かを待ちつつ編み物を、男は何かに追われて落ち着かない。


ここがどこなのか、今がいつなのか、

自分は一体何者なのか。



不条理劇の代表作家、別役実の奇妙で不思議な世界へようこそ!



……そう。

これが、あなたのリアリズムと私のリアリズム----




劇団第一主義  新生第玖回公演

「いかけしごむ」


作、別役実

演出、沢渡健太郎



**キャスト**


村尾オサム(遊劇体)

熊谷香月



**スタッフ**

音楽/マツキクニヒコ(フラワー劇場)

音響・照明/オフィスらくがき

制作/堀川希絵

協力/宮本円(フラワー劇場)



**日時**

2024.3.6()/10()


6()    20:00

7()    20:00

8()    20:00

9()    13:00/16:00

10()   13:00/16:00



**会場**

スタジオガリバー(劇団大阪新撰組アトリエ)


543-0052

大阪府大阪市天王寺区大道1丁目5-4

司ビルB1F


JR、大阪メトロ「天王寺」駅

大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅

ともに徒歩約10



**料金**

前売/当日  2500


小さな会場のため、各回20席限定

予約状況により、当日券を発行しない場合がございます。




↑↑↑↑↑




ありがたいことに!


3/6()/7()20〜の回は、

現在ご予約で満席!


ありがとうございます


他の回はまだご予約受け付けていますので、

気になっている方はぜひぜひ!

熊谷が別役さんの本とどんなふうに戦っているのかを見に来てくださいませ(*^^*)



↓↓ご予約はこちらから!↓↓

コリッチご予約ページ



不条理劇という、なんとも玄人好みのお芝居のジャンルではございますが、

先ほども申し上げました通り、

気楽に、終始クスクスしながら見ていただける作品に仕上げました。


もしかしたら、不条理劇に対するイメージが変わるかもしれません!


別役さんの作品の中でも、

そんな感じの本を選びましたm(_ _)m


その度量の深さと本自体の力強さを終始感じられずにはいられませんが、

それはぜひ本番を見て一緒に感じていただけたならな、と思います




とゆーわけで!


これにて今回の公演の稽古は終了!



あとは、このお借りしている稽古場を劇場へと、本番仕様にしていくのみ!


上演時間は一時間を予定しております。


役者は最後まで気が抜けない作品ですが、

お客様はリラックスして見に来てくださいませ(*^^*)




また、今公演も、

熊谷の稽古場日誌に最後までお付き合いくださりありがとうございました!


次は劇場にてお会いいたしましょう



座組一同、

スタジオガリバーにてお待ちしております!



ありがとうございましたー!!




熊谷香月